老化を食い止めることはできませんが、食べるものによっては老化のスピードを遅らせることができることをご存知でしょうか?
同年代なのに若く見える方っていますよね?
もしかしたら、そんな方は老けにくい食べ物を食べているのかもしれません。
今回は老けにくい食べ物を5つご紹介します!
食べ物と老化の関係
老化とは体の機能が衰えることをいい、そのスピードには個人差があります
同じ年齢でも若く見えたり、老けたように感じるのはこの個人差の影響です。
老化の一番の原因は体内の酸化だと言われています。
人間は呼吸をして酸素を体内に取り込むことで生命を維持していますが、取り込んだ酸素の一部は活性酸素となります。
この活性酸素は免疫機能に欠かせない役割をしてくれますが、過剰に増加すると正常な細胞や組織までも攻撃してしまい、体内を酸化させてしまうのです。
活性酸素は、過剰に増加する原因がこちらです。
- ストレス
- 激しい運動
- タバコ
- 紫外線 など
活性酸素が生じる原因は呼吸によって取り込む酸素であるため、活性酸素をゼロにすることはできません。
そこで、活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える抗酸化物質を食事から摂ることで、体内の酸化を防ぐことができます。
【代表的な抗酸化物質】
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
- カロテノイド
これらの抗酸化物質を摂取することで、老けにくくし、老化を遅らせる効果があります。
具体的にはどのような食べ物に抗酸化物質が入っているのでしょうか?
次の章にて、老けにくい食べ物を5つご紹介します。
老けにくい食べ物5選!
先程ご紹介した代表的な抗酸化物質を含む食品を5つご紹介します。
- レバー(ビタミンA)
- オレンジ(ビタミンC)
- ナッツ類(ビタミンE)
- 大豆(ポリフェノール)
- にんじん(カロテノイド)
レバー
ビタミンAを多く含む食品は鶏や豚のレバーです。
鶏レバーには100g当たり14,000μgのビタミンAが含まれています。
1日に必要な摂取量は700~900μgであるため、鶏レバー5gで1日に必要な摂取量をまかなうことができます。
しかし、レバーは嫌いな人も少なくありません。
レバーは苦手という人には、卵やしらす、チーズ、牛乳、ヨーグルトでもビタミンAを摂取することができます。
レバーに比べるとビタミンAの含有量は少ないですが、他の食品からでも摂取できるため複数の食品を組み合わせて摂るのもいいでしょう。
1つ注意が必要な点は、ビタミンAは過剰に摂り過ぎると食欲不振、嘔吐、脱毛などの症状を引き起こすことがあります。
1日の上限量は2,700μgとなっているので、摂りすぎには注意してください。
オレンジ
ビタミンCと言えば、オレンジを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
オレンジ1個には1日に推奨されている摂取量の78%のビタミンCが含まれています。
さらに、デコポンであれば1日の推奨摂取量の163%ものビタミンCを含んでいるので、簡単に摂取することができますよ。
皮を剥くのが面倒だという人には、オレンジジュースでもOK!
オレンジジュースの場合には、糖類が添加されていない100%のオレンジジュースを選ぶようにしましょう。
ナッツ類
アーモンドやくるみなどのナッツ類にはビタミンEだけでなく、肌や細胞を形作る植物性タンパク質や肌や髪に栄養を与えるミネラルも豊富に含まれています。
サラダやヨーグルトのトッピングにしてもいいですし、そのままでも食べることが手軽に取り入れることができますよ。
栄養豊富なナッツ類ですが、脂質も多く含まれているので食べる量には注意が必要です!
1日25g程度(手のひらに軽く1杯分)を目安に食べるようにしましょう。
大豆
大豆にはイソフラボンというポリフェノールや植物性タンパク質、ビタミンEが多く含まれています。
特にイソフラボンには、肌や髪の潤いを守る働きがあると言われています。
またイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た性質を持っているのです。
エストロゲンの分泌は30代後半から減少し、閉経前後にはさらに減少してしまいます。
そのため、大豆を摂取することで減少したエストロゲンを補うことができ、老化を遅らせることにつながります。
納豆であれば1日1パック、豆腐は1/2丁を目安に摂取しましょう。
にんじん
カロテノイドは植物や動物に含まれる色素成分のことをいいます。
このうち体内でビタミンAとして作用するカロテノイドがαカロテン、βカロテン、クリプトキサンチンです。
中でも緑黄色野菜に含まれるβカロテンは抗酸化力が強いため、βカロテンを多く含むにんじんがおすすめです。
βカロテンの特徴として生では吸収されにくいため、油と一緒に摂取することで吸収率を高めることができます。
千切りにしたにんじんと炒り卵で作る沖縄の郷土料理・にんじんしりしりは、簡単で美味しい一品なのでおすすめです。
老けにくい食べ物5選はいかがだったでしょうか?
身近で手軽に取り入れることができる食べ物が多いので、ぜひ日常の食事に取り入れてみてくださいね!
老けにくい食べ物をご紹介しましたが、老けやすい食べ物もあるのでご紹介します。
老けやすい食べ物とは?
老けにくい食べ物をご紹介しましたが、反対に老けやすい食べ物があるのをご存知でしょうか?
老けにくい食べ物は体内の酸化を防ぐための抗酸化物質を含んだ食品のことでしたね。
となると、体内の酸化を促進させる食品が老けやすい食べ物ということになります。
体内の酸化を促進させるのがこちらです。
- 食品添加物
- 揚げ物
- ポテトチップス
食品添加物
ハム、ソーセージなどの食肉加工品、チョコレート、ポテトチップス、飴などの菓子類には多くの添加物が使用されています。
食品を長く保存させるためには必要なものですが、摂りすぎると体内の酸化を促進させてしまいます。
全く食べないとストレスも溜まってしまうので、量や回数を気をつけて意識してみましょう。
揚げ物
唐揚げやとんかつなどの揚げ物は、揚げ油に含まれるオメガ6は酸化しやすく、炎症を起こしやすくしてしまうのです。
老けやすいからといって揚げ物を我慢するなんてムリという人には、抗酸化作用のあるレモンをかけて食べるのがオススメ!
レモンをかけるからといって毎日食べていいというわけではありませんよ!
揚げ物は週1回のペースが理想です。
毎週クリアできなくても1ヶ月単位や数ヶ月単位でクリアできていればOK!
習慣化されてしまえば難しくないので、意識してみてはいかがでしょうか?
ポテトチップス
油で揚げたポテトチップスも、揚げ物と同様に摂り過ぎると体内の酸化を促進させてしまいます。
ポテトチップスは一度開けたら途中で止めることはできず、気付いたらなくなっていたなんていう人も多いのではないでしょうか。
そんな人は、初めからお皿に取り分けて食べる量を調節したり、小袋タイプを買うことをおすすめします。
美味しすぎてポテトチップスを辞めることができないという人でもこの方法でしたら、摂りすぎを防ぐことができます。
美味しく適量を食べて、老けにくい体を手に入れましょう!
まとめ
老けにくい食べ物と老けやすい食べ物をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
揚げ物や加工品を控えて、大豆や緑黄色野菜などいわゆる健康的な食事を意識することで老化を遅らせることができます。
食生活とは一時的なものではなく、日々の習慣が大切です。
老けやすい食品もゼロにしなくても、回数を減らすことで効果は期待できます。
意識を変えることで、いつまでも若々しくありたいですね!
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